「本来、仕事は楽しいものである。」というのが私の考えです。もし、楽しみを見出していないとしたら、それは創造的、あるいは情熱的に取り組んでいなのからではないでしょうか。市場(経済)の起源。そては、人類が集団生活を営むことで始まった物々交換でした。人類は、畑で野菜を栽培したり、漁に出たりして経済を支えてきました。彼らにとってこれらの仕事は、歯を食い縛って、苦痛に耐えながらするべきものではなく、自分の意志と技術で行うべきものだったのです。ところが、高度工業社会となり分業化が進む現在。
他人の意志に左右されることが多くなりました。例えば製造業、とりわけ組立産業を頂点とした部品業では、他社の企画・図面・コストによってモノをつくるという、受動的な”作業”に甘んじてしまうケースが大半です。そんな中で、仕事の楽しさを発見するのは不可能だと考えます。そこで、私たちはあるスローガンを打ち出しました。
「人・技術・未来向き。”受け身””現状容認”を否定し、積極的にお客様との情報交換を行い、研究開発に取り組んでいくこと。さらには、蓄積された技術・ノウハウを活かし、自社ブランドの商品を開発、固有のマーケットを開拓していくことを目標に掲げています。そこで、着実に努力を重ねています。
「21世紀の製造業。それは、開放的で創造的なクリーンなヘッドオフィスと人を単純作業から解放する無人化工場で構成される。もちろん、そこで働く人々は、仕事にも人生にも楽しみを見出しているということが、私のイメージであり理想です。そのために”現在何をすべきか、1年後・5年後に何をしていなければならないか”を、スタッフにも自分自身にも絶えず問いかけていきたいと考えます。
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